ひさしぶりに鬱々になった。そして、突然なおった。
父は私を紹介する時「この子はとにかく明るい子ですから」と言うのだが、
実際は陰気なのだ。
ひさしぶりに鬱になったと友人にメールをしたら「そうかも?私もよくなるよ」
と返事がきた。そうなのかも。だいたいみんな時々プチ鬱になっているのだ。
そしてそのうちバカらしくなったり、鬱でいることに飽きたり、うっかり面白い
マンガを読んでしまったりして、気がつくと治っている。
鬱になる時は、誰かに何かしてほしい時に決まっているとタカをくくっていた。
もちろんそういう時もあるし、そういう人も本当に多いが、最近の私はそういう
わけでもなさそうだ。前触れもなく、突然それはやってきて、突然去っていく。
正直言って、面倒くさく、キケンで困る。
鬱になると、いろんなことがどーでもよくなる。仕事も映画も食事も、今週末
の昇段審査でさえも。
そのくせ、人のことは心配するから不思議だ。誰かが大怪我をしたとか、病気だ
とか聞くと、真剣に心配したりする。「死ぬなよ〜」とか思う。「ああ、私は
鬱状態だから、この心配している気持ちはウソもので、本当はどうでもいいと
思っているのかも?」と自分の気持ちに確認するのだが、学生時代に命を絶って
しまった友人のことなど思い出し、キューンとなり、本心から心配していること
に気づく。「自分はどうでもいいのに、他人を無責任にも心配してどういうこと
だ!?」と自己矛盾に頭をかかえる。
要するに、ヒマなのかも。
こんなくだらない思考を繰り返している間に、もっと生産的なことができない
のだろうか。
それでも時々鬱になるのは仕方のないことなのかも。。生きるのは面倒くさい。
【編集者の2行】
ドーナツプラントにハマッてます。ピーナッツ&ブラックチェリー ¥350
ありえなく高く、ありえなく甘い。が、ハマッた。脳にキマス。