毎日が本番

ライフログ

 街の文具屋に、2006年の手帳やカレンダーが並び出した。
 郵便局で年賀ハガキのお申込書が配られ始めた。
 2005年も、あと2ヶ月ちょっとなのだ。

 ひさしぶりに取り立ててたいしたこともなく過ぎた1年だった(まだ途中だが)
 ように思う。やっと生活のリズムがつかめてきた、という気持ちと、ちょっと
 飽きちゃったな、という気持ちとが交錯する。
 こんな調子であと5年くらい、ぼちぼち生きていくのもいいかも、、と思う時
 もあれば、もう少しなんとかしなくちゃいけないのかも、、(一体何を!?)
 と思う時もある。

 「夢を叶える・・・・手帳・・・」というタイトルを本屋でみかけ、何故か
 気まずい気持ちになり、「やっぱり今年もちゃんと手帳をつけるのは、自分
 には無理かも」と思い、やるせなくなった。別にその本がいけないわけでは
 ない。意思と根気があれば、夢は実現すると、私だって思っている。

 うまくいかないのは、意思が弱かったり、根気がなかったり、飽きてしまったり
 やりたいと思っていたことが実はそうではなかったと気がついてしまったり
 するからだ。
 やりたいことをする、というのは単純そうでなかなか難しい。やりたくない
 ことはしない、というのも、簡単そうだが、社会生活を営むためには、実現
 できそうでなかなかこれもできないものだ。

 毎年この時期は、後今年も2ヶ月ちょっとだから、今年中にあれと、これを
 やってしまおう!と意気込むのだが、今年はかなり力が抜けていて、あまり
 何も思いつかない。そうしていても、いつしか年は越え、2006年になっている。
 本当い2006年を迎える時、今のままの気持ちでいるのか、もっとあせる気持ち
 になるのか、それはその時までわからない。まずは1日をなんとか過ごそう。


【編集者の2行】
 読書の秋にするつもりだったが、ピンと来るものがあまりなく、気づいたら
 マンガの秋になってきてしまっていた。