その子は、神奈川県の私立女子中学の1年生で、開業医さんのひとり
むすめだった。
小学校内部進学で、中学にあがったとたん、成績がドスーンと落ちて
しまったらしいこと、両親の期待が多大なこと、、、いろんなことが
自分の中学生時代のことと重なり合い、不思議な出会いもあるものだ
となぜかしみじみとした。
大家さんの紹介でちょっと勉強をみてあげよう、ということになったのだが
英語はともかく、中学生の理科IIとかいわれても、はっきりいって、
ちんぷんかんぷんだ。
まさか国語くらい何とかなると思ったら、漢字は結構やばいかもー
アー古文もあったんだー、、、と結構ひるんだが、いきなり開いた
後期中間試験歴史の問題には、逆の意味で度肝をぬかれた。
問3.以下の4つの中から、縄文人の顔と弥生人の顔を選びなさい。
そして、4種類のイラストが書いてあるのだ。。。。
ううむーと考えたあげく「縄文人は(4)、弥生人は(3)だよ」というと、
なんと正解!
一応もっともらしく「縄文人は狩猟民族だからゴツい顔で、弥生人は
農耕民族だからのっぺりした顔なんだよ」と解説したところ、彼女は
サムズアップして喜んでくれた。
こんなことでいいのだろうか。人生の方向性が決まってくる大事な時期に。
そんな不安もあるけれど、私は彼女をとおして、自分自身の子供時代と
もう一度向き合うことになりそうだ。そんな春のはじまり。
【編集者の1行だけでいい】
リフレクソロジー基礎手技修了抜き打ちテストになんとか合格!!