毎日が本番

ライフログ

 日曜日はバドミントンの試合(渋谷区ダブルスオープン戦)だった。
 1年前に復帰後初めて見たこの大会では、やる気もりもりだったのだが、
 最近どうもやる気がいまいちない私は、今回も2部で1回戦敗退だった。
 だいたい、会場の空気が薄すぎる。プレイをしていなくても頭痛になり、
 参加賞の靴下をもらうのを忘れてきたくらいだ。


 しかし、私の所属するチームの戦績はすこぶるよく、男子2部優勝、
 女子1部準優勝、女子2部優勝、女子3部3位という結果だった。


 なかでも女子2部で優勝したペアの気合と闘争心ががすごかった。あ、でも
 びっくりしたのは、女子3部ペアの1人が、主審にキレて、泣いてしまった
 ことだ。2児の母ともなる彼女が、たかがバドミントンの試合で(ゴメンナ
 サイ)悔し泣きをしているのを見て、ただただ、その一生懸命さにびっくり
 してしまった。
 その後チームメイトに、「メイちゃんもあの半分くらい闘争心があるといい
 のにね」とズバリ言われてしまった。。。そう言われても、今まで生きてきて
 負けて悔しくて泣いたとか、そういう経験がないのでどうしたらいいか
 わからない。


 そんなことを思いつつ、「ずざざざざーーーっ」という音に、ふと隣のコート
 を見ると、男子1部の決勝戦で、なぜか回転レシーブが繰り広げられていた。
 バレーの試合ではないのに。。。そして、試合をしている4人が、かわり
 ばんこに脚をつらせてはスプレーをかけて立ち直り、を繰り返しているのだ。
 ありえない。私だったら、マメがつぶれても即棄権だ。

 
 そんな私でも、チームメイトが死闘を繰り広げているのを応援している時は
 必死だった。本気で応援した(もちろんだが)。勝った時は泣きそうだった。
 自分の試合で一生懸命になれなかった自分に少し後悔。でもやっぱりまだ
 がんばる気になれない。かといって、バドミントンをやめたいわけでもない。
 モラトリアムっぽいこんな時期は、無理に決断せず、自然と状況や気持ちが
 変わってくるのを待ってみよう、そんな風に今は思う。
 


【編集者の2行】
 結構テキトーだとしても、楽しくやれて、元気をくれる人の方が、
 正しいことをしてるけど、一緒にいて陰気になる人よりいいかも。