毎日が本番

ライフログ

  何のために働くのだろう。何のために日々生きているのだろう。
 自分の心の芯にふれるのは難しい。
 見得や言い訳、気遣いという名の責任逃れ等、いろいろなものがぐるぐるに
 巻きついているからだ。


 「自分で選択したことだから後悔しない」それが私のポリシーだった。
 それでも、悔いなくあっけらかんと生きていけないのはなぜだろう。
 それは、「自分の選択」に嘘があったからだ、と気づいたのが今年だった。
 正確に言うと、「嘘」ではない。その時はそれが本心だと表面では思っていた。
 しかし、自分の心の井戸に、勇気を出してそーっとそーっと降りていくと、
 魂が望んでいたことは違ったということに、ハッと気づく。


 無意識に「世間の価値観」だと自分が信じていたものに沿うように、自分の
 生き方を決めてきた。たとえそれが本心でなかったとしても。
 「世間の価値観」だと信じていたものとて、絶対的に正しいものではけして
 ない。ただそれに従った方が楽そうに思えたから、自分が作り出した幻想
 なのかもしれない。


 魂の声を聞き、それに応えるように生きていく。それでこそ、本当の意味で
 人に親切にしたり、社会貢献をしていくことができるのではと今は思う。


【編集者の2行】
 今年1年、キャリア通信をお読みいただき、ありがとうございました。
 2005年は1月4日からのお届けとなります。よろしくお願いします。