やっとどうにか上腕筋も育ってきて、ついに渋谷区秋季バドミントンダブルス
大会に出場した。デビュー戦ということで、一番弱い3部のトーナメント戦に
まずは参戦。
ちょっと緊張し、手が震えたりしながらも1回戦突破。しかし2回戦はチーム
メイトがあきれるほどのミスをして、セカンドセットを落としての勝利。
絶対あがらず、常に一番よい状態にもっていけるようにするのには自信が
あったのに、こんなに緊張してミスするとは。。。あらためてメンタル
コントロールの難しさに気づいた。
準決勝。1本サーブを入れることだけに集中する。あと3点で勝利、という時に、
気持ちがふわっと宙に浮いた。「ああ、この感じ。もう大丈夫だ。」
だんだん調子が出てきた。もう絶対負けないって思えた。そして決勝戦進出。
セカンドセット、すごく競って、苦しいラリーが続いた時、こんな言葉が
頭をよぎった。
「何のために日本に帰ってきたのか」「もう失うものは何もない」「ならば
この1本に集中して、今の自分ができる全てを出そう」
神が降りてきた、と感じた。シャトルがよく見えるようになった。
すごく競った試合だったらしい。でも、覚えていない。
気がついたら、勝っていた。パートナーがグシャグシャに泣いていた。
この感覚。この感覚をまた味わえるところまで、自分ががんばれるなんて、
驚いた。こんなにがんばれるように、支えてくれた人に心から感謝です。
【編集者の1行だけ。】
なんと、初段合格。