毎日が本番

ライフログ

 ひさびさにキョーレツな所へ足を踏み入れてしまった。


 「第一回 睡眠博覧会」。
 先輩にチケットをなんとなくもらってしまい、なんとなく会場まで
 足を運んでしまった。


 受付をすませ、案内された会場では、「睡眠と音楽」についての講演
 の真っ最中だった。100人程度の老若男女がわりとまじめに聞き入って
 いる。場内に、私の知り合いはひとりもいない。
 「しまった。。。」
 自分が間違った場所に来てしまったことに気づいたときはもう遅い。


 隣の部屋では、同じニコニコ顔をした説明の人が、いわゆるちょっと不思議
 というかあやしい系の薬や器具系のものたちの前で待ち構えていた。


 やばい!と思い、隣の部屋をのぞくと、そこにはかなり豪勢なランチ
 ブッフェが用意されていた。
 なるほど、それで会費がこの値段のか。。。
 しかし、ここで食欲に負けているわけにはいかない、と会場から去った。


 麹町駅の入り口をみつけ、ふらふらと階段を下りていくと、駅の構内が
 ゆがんで見えた。
 リュックベッソンのSABWAYのような景色が見える。頭がぐわーんとした。
 不思議なエネルギーが何種類もとぐろをまいているような場所から
 ああ、抜けてきたんだな、と思った。
 もうしばらくひとりでフラフラ出歩くのはやめておこう。


【編集者の2行】
 やっと相方が決まった。剣と杖をあわせ、呼吸をあわせ、心をあわせる。
 あと2週間、細胞の一粒一粒を研ぎ澄ませて稽古しよう。