ふたりの夏休み、ということで、グランドハイアット東京に1泊した。
パークハイアット東京よりもランクはちょっぴり下がるというものの、流石東京の新しい
ホテル、ひさしぶりのホスピタリティあふれるサービスや、最新のインテリア、
ディスプレイ、フラワーアレンジメント等に、気持ちがキュキュッと引き締まった。
サービス業嗜好の私は、時々こういう体験をしないと、人に心地よいサービスをすること
はできないというのが信条だったことを、やっと思い出した。
今回特に楽しみにしていたのは、スパ&フィットネス。とにかく泳ぎたかった私は、
クラブフロアでカナッペをつまむと、一目散にプールへ向かった。
マシンジムルームは、トレーニングにいそしむ人で混み合っていたのだが、
20メートル×3レーンのさほど大きくないプールには、誰も泳いでいる人などおらず、
なんと、「グランドハイアットのプール貸切」 という極上の体験をすることになった。
水に入ると、身体が解放された気がした。東京で2ヶ月。ヒールをはいて、PCを
かかえて、電車にのる毎日。。。クロールで一生懸命つかむ水は、マウイのキヘイの
プールと同じ手触りがした。
もう、私にはどっちでもよかった。ただ、水圧がとてもとても心地よかっただけだ。
泳げば泳ぐほど、身体の組成が変わっていく気がした。水の手触りは同じだが、
カラダがどんどん変わっていく気がした。うまくいえないけれど。
800メートルほど泳いで、光るジャグジーにつかった。
丸く光るジャグジーの中で、骨まで気持ちよいのを通り越し、骨髄までひしひしと
快感が染み渡ってくるのを感じた。
これこそ神様がくれたご褒美だって、小さくつぶやき、またプールに戻って、ひとり
クロールを続けた。
【編集者の2行】
グランドハイアットで気に入ったのは、スクエアを基調としたデザイン。カーペッ
トや、壁のアート等が、さりげなくスクエアで統一されていて、とってもクールなので
す。