定期券を何年かぶりで買ってみることにした。最初は、定期を買ってしまうと
そこへ通うことを約束してしまうような気がして、どうしても買いたくなかっ
たのだが、結局なんだかんだいっても、月20回以上出向く所なので、ついに
あきらめて、二子玉川の定期券売り場へ向かった。
小学生の時から、定期を3枚持って学校に通い、その後、会社を辞めて自営業
をはじめるまで、長い間つきあいのあった定期券だが、今はもう買い方さえよ
くわからず、とまどいながらも定期券申込書に書き込みをして、窓口へと向か
った。
どういうわけか、私の頭の中には「3ヶ月の定期は3万円」という方程式があ
ったため、お財布には銀行でおろしたての3万円のみが入っていた。
ところが窓口のお兄さんは「4万1千円です」と、サラッと言ってのけるのだ。
あーあ。やってしまいました。。。と思いつつも、お兄さんにちょっと待って
いてもらい、今月のクレジットカードの引き落とし金額を心配しつつ、ATM
で再びお金をおろし、なんとか久しぶりに定期券なるものをゲットすることに
成功した。
あと3ヶ月は、この駅からあの会社に通うってことか。。。たいしたことでは
ないようだけれど、3ヶ月前には想像もしなかった、これからの3ヶ月。
そしてさらにその後の3ヶ月はどうなるのだろう?
「3ヶ月以上先の人生は、どうなっていることやら、全く不明」と言う私を
笑い飛ばす友達もいたけれど、今は、3ヶ月分の暮らしが見えてきただけ、
よしとしよう、そう思う。
【編集者の2行】
ひさしぶりに東京の三日月を見ました。マウイの三日月は、にっこり型なのに、
東京のは、縦長なんです。なんか、しみじみ。。。