最近興味があるのは、骨の付き方だ。自分的には『骨相』と言っているのだが。
渋谷区主催のバドミントン大会に、仲間の応援をしに行った。私はまだ渋谷区
バドミントン協会に登録がすんでいないので、試合には出られないため、
秋デビューを目指し、まずは渋谷区のレベルを拝見することにたのだ。
その日の大会は、一部(上級者)はオープンで、渋谷区関係者以外も出場可能
だったため、なんと北海道、大阪、長崎という面々が試合に参加しており、
私のバドミントン人生の中でもかなりトップレベルの戦いが繰り広げられていた。
中でも私の目をとらえて離さなかったのは、ピンクのユニフォームを着て、
ピアスをしている、普通の人からはいかにもやる気のなさそうなダラダラした
構え方をしている男の人だった。
その人を見た瞬間、「あ。この人、フツーの人と骨のつき方が違う」とピンときた。
彼は、ダラダラ見えてしまうけれど、本当はすごく一生懸命なのだ。
かなりダラダラ、くにゃくにゃしているのだが、実はすごく上手い。
あの骨の付き方だと、キチンとぴしっと構えるということは不可能なのだ。
そんな姿が妙にカッコよく、ひとり、彼のプレイを見てじーんと感動してしまった。
思えば、今までたいして上手くもない先輩に、わかったようにいろいろ教えられたり
威張られたりしたっけ。あの人たちは、やっぱり下手だったよなあ、と今更ながら
しみじみする。
私もずっと一生懸命で、わりと試合で勝つわりには、「だらだらするなー!!」と
叱られがちなタイプだった。
そんなことを思い出しながら、試合を見ていると、実に様々な骨相の人がいて、
骨の付き方で、プレイの仕方や、性格までが見えてくるようだった。
そして、それはたぶん、わりと当たっていたりするものなのだ。
骨相を見ていると、その人の生き様のカケラが見えてくるような気がする。
しばらくは「マイ骨ブーム」が続きそうだ。
【編集者の今週は1行】
やっぱり筋トレだなあー。夏だし。