3日前からできているはずのものが、ひとつも手つかずなのがついにわかり、現場に乗り込んだ。
三年前もこんなことがあり、その後、癌になった。
その時は、ウソはつかれなかったが、今回は、仲間にウソをつかれたのが、ショックだった。ウソとみやぶれなかった自負にショックだ。でも、ああいう人はいることはいる。
この悔しい、絶対許さないという気持ちで杖をふることを考えたら、涙が出そうになった。というか、涙がでた。
こんなに悔しく怒髪天をつくほどなのに、たんたんとしすぎて、ヤバさが伝わっていないと言われた。女の人が、感情的に怒っているだけ、みたいになりたくなかったのだ。冷静に相手のスキを見て、自分はどんな動きもできるよう、稽古してきたせいもあるか。悔しくてすごく涙が出てきた。
桜ヶ丘までしか、電車がなく、さいごタクシー。1時帰宅。どうか、わたしの身体よ、がんばってください。病気にならないでね。来春は入院ではなくて、パリとマルセイユで稽古するんだよ、絶対だよ。