審査に合格しました。
今までの審査と違って、なんというか、落ちたときのアレコレをあまり考えずに集中できたように思う。浪人のときの大学受験の時に似た感じ。まだまだのところはあるにせよ、今回はもうここまでで、ダメだったら今わかっていることを稽古するだけという気持ちだった。
審査技が想定外の奇数、ということでちょっとどよめいたが、苦手が2本なくなったのでまあ良いかという気持ちでのぞんだ。
先に杖、後で太刀。
イメージは上野東照宮の神木。下からどっしりと生えている感じ。気合も松本の稽古の物見で出したときのように脚の付け根から下に根がはりそこから出てくる感じ?をイメージした。
相手が一瞬揺れているのが見えたりもした。外国の方で大きくてくりつけで重かったが姿勢に気をつけた。得意なはずの雷打は二本目のつきが少し外れた。
太刀のとき、相手は和歌山のときと同じ人だった。目付の位置が私が注意されてるときの状態だったので、ああ、こういうのが気になるんだろうな、と思った。気合は入っていて強い打ちだったが、的外しが多く感じた。私もダメなときはこんなになっていたのだろうと思った。稽古を重ねて集中してくると手元が落ち着いてきてブレなくなるのは本当のようだ。
これを続けねば。
105人も受けたそうで、前半で発表があり、自分の番号が見えたときは泣いてしまった。今でも泣ける。なんとも表現できない気持ちだ。ホッとしたようでもあり、嬉しいようでもあり、よく頑張った辛かったという気持ちでもあり。
前半の合格率は半分なのだが、そちら側に入れたことが杖では今までなかったので信じられない気持ちだった。いつも自分はフニャフニャで、亡き師匠しか褒めてくれる人はおらず、、ということがずっと続いていたからだ。
ほかメンバーが全滅だったのであまりうかれられなかったが、ひとまずよかった。
帰宅してほっとしたが、緊張が溶けずあまり眠れなかった。