毎日が本番

ライフログ

大統領選挙

30年くらい前、私はテキサスで仕事をしていた。1年ほどで帰国したのだが、その後10年くらい、アメリカに行くことがいろいろなことの中で最も優先順位が高かった。

いろいろなことから自由になりたくて、アメリカで働いて暮らしていきたかった。

たまに、結婚してお金の心配をしなくてよい暮らしをしたいな、と思っていた時もあったが、昭和の幻想のように今は思う。当時は、女性は結婚していったん仕事を辞めて、あとは自由なお金を作るためか何かで仕事をちょっとするような、そんなイメージを持っている人もそんなに少なくなかったのではと思う。

 

1995年~2000年頃、試行錯誤の上、アメリカで暮らすことを実際にできそうになって、実際にその後しばらく住んでみたのだが、そこの暮らしで、私には「日本人」というカルチャーが根強く染みついていることに気づき、その後は日本の東京で暮らすことに落ち着いている。

 

そして今、あらためて大統領選挙を見て、いかにもあの国らしいかも、と思いつつ、自分は東京で日本人として暮らすことにしてよかった。と思った。

いいか悪いかはいろいろな要素、視点があるので一概に決められないと思うが、私個人にとっては、東京で日本人として暮らすことが、諸々比較した結果、ベストだということだ。きっとこの先も、この考えはあまり変わらないように思う。

 

どうして昔、アメリカで仕事をしたかったかというと、両親からや、諸々いろいろ言ってくる知り合い友達後輩から解放されたかったのだと思うのだが、全部受け入れてこなそうとする自分にも問題があったわけで、いやなものはいや、できないものはできない、やりたいことはやる、という基本を、人に迷惑をかけたり、失礼にならないようにやればいいわけだったのだ。

そういう基本がある程度できるようになってからはだいぶ楽になった。

 

といいつつ、普段の暮らしはいらいらしちゃったりすることがあるのが、まだまだだなあ、と思う。