毎日が本番

ライフログ

実家6日め 初売り

今朝、母がベッドから起き上がれなくなっていた。助けるのは別にいいのだが、リハビリをヤル気がないので、寝たきりになりたくないのと、リハビリをしないのは、両立しないと正面から言ってみたら、ショックだったようだ。まだ感情はあるんだな、と思った。
私はこういうふうに、正論を言ってしまう性質があったんだ、とあらためてわかった。

その後、友達と初売りにいき、伊勢丹で福袋など買い、楽しく過ごした。

帰ってきたら、母は、食欲がなく昼食を取らなかったとのこと。
でも、クリきんとんや黒豆はスゴイ勢いで食べていたし、私より早くかにカンやハムも食べていたので、気のせいと思った。
そして、食欲がここ二週間ないから胃がんだと思うとか言い出すのだが、わたしが実家にきてからかなり食べているので、まあ違うかな、と思った。
母は、昔から、癌が印籠のようなものだと思っているふしがあり、癌と言えば、何でも許されるように思っている気がする。
本当の癌経験者からすると、わかることはわかるが、そんなもんではないというのが本音だ。癌であっても、自分の人生は自分のものでしかなく、自分で責任を持って生き抜くしかない。
癌だからといえば、誰かが面倒な事を肩代わりしてくれるわけではない。

自分の人生は、自分しが生きられないのだ。

母は、女医で、凛としていて、すごく怖かった。だが、こういうふうに、なるんだな、と思った。がんばりすぎたのだろうか。