毎日が本番

ライフログ

四段合格

四段審査、合格しました。
相方のロシア人も。
ホッとしました。
ご指導、ご支援下さった先生、先輩、皆々様、ありがとうございました。
この一週間の稽古でつかみかかったこと、この一年、いろいろ考えためしてきたことを活かして、ますます精進したいと思います。


朝稽古はお休みし、九時に道場にきて、一時間ほど稽古。十時半に道場を出て、十一時半頃東京武道館着。三段受審の後輩もみな合格。
稽古少ししようかな、と思ったら、相方が、もうやらなくていいよ、気をためろ、と言う。ではそうしてみようかな、と思いながら他の方達を見たり、去年の事を思い出したりした。

今回は、九番。今回も自分が杖から。
だいたい、はじめの上席への挨拶が、わからなくてソワソワして、焦ってしまった。
最初の逆手打ちで、手がはずれた。本手になってしまったように思った。あ、もうダメだ、と思った。焦って、体当たりの気合いをいつも通りホーにしてしまった。
いやいや、もう失敗したのだから、後は思い切って行こうととにかく一生懸命やった。隣の組とペースがどうしてもあわなくて、あぁーと思いながらやった。二回目の逆手も、ゴリッという音がして、ああっまたダメだと思った。体当たり二回目はエィッといえた。
太刀は、相方の気合いを引き出せる様に、廻し太刀をシュンとできるように、切ってるところが曖昧に見えないように、がんばった。

終わって、相方に、goodと言われたけれど、去年もみなによかったと言われてダメだったから、そうはいかないんだよな、と思った。残りの四段、五段の演武を見ている間中、去年はスゴく気がめぐって、自信があって、やった気がしたな、って思い出した。今年は、ちょっとつらかった。また、いろんなかたになぐさめられるのかなとか、また審査前に古流封印したり、作文かいたり、何がダメか悩んだりするのかな、って思った。長い時間だった。

ついに、発表。相方ともども合格。泣くかと思っていたが、泣かなかった。先生方にお礼に行った。みな、喜んで下さった。知らない人にもおめでとうと言われた。自分の道場以外の先生方も、心配して下さっていたことを後で聞いた。本当にありがとうございました。

結果よければ、になってしまうかもしれないが、一度不合格でよかった。去年の私は、悪くはなかったかもしれないけれど、足りないことや、わかってないことが多過ぎた。五段を受ける日がくるとしても、きっとまた苦労するだろうけど、今回苦労して、心構えができた。


明日からは、また古流の稽古。少しも変えることなく、昔から伝わる技を体現できるように。そして、いつか、子どもたちに教えられるようになりたい。